未経験からエンジニアになりたい!IT業界に入ってみたい!けどプログラミングの技術を付けるのは難しそう!
そんな方たちのために記事を書こうとTwitterで情報収集していた時こんなツイートを見ました。
IT業界に憧れを抱いてるが、未経験で技術に不安がある方にオススメなのはSIerです!
なぜなら品質担保の名目で、エクセルの罫線や文字の色が規定通りになっているかどうかを、ひたすらにチェックするだけの役割もあるからです!!!(いまここ)でも実はこれが保守性に関わってきたりして、とても重要なことだったりするんですよね。
シュウ@SIer勤務2年目‼︎
今回はこのツイートの内容をもとに、IT業界に憧れを抱いてるが、未経験で技術に不安がある方へIT業界の実情をお伝えしていきたいと思います。
本当にある技術的に不安でも大丈夫なIT業界の仕事!
IT業界と聞くと、多くの方が高度なプログラミングスキルや複雑なIT技術の理解が必要だと考えがちです。
しかし、実際にはこの業界の仕事には様々な役割があり、すべてが高度な技術力を必要とするわけではありません。
事実、システム業務の大半は、基本的なコンピュータスキルで十分にこなすことができます。
技術的に不安でも大丈夫な仕事の例
私が実体験で行った技術的に不安でも大丈夫な作業やTwitterやネットで見つけた仕事の例について紹介していきます。
1時間に1回実行ボタンを押して結果をエクセルに張り付ける仕事
この仕事は、システムを動かしているサーバーが止まっていないかをチェックする仕事です。
1時間ごとに実行ボタンを押して出力された結果をコピーしてエクセルに貼り付けを行い目視で数値に異常がないかをチェックしていました。
この仕事はとある世界的部品メーカーの重要なシステムの一部であり止まってしまうと作業が停止してしまう可能性のあるので責任はある仕事でした。
エクセルでの品質管理
この記事を書くきっかけとなったツイートにもあるように納品物の品質管理を行う仕事もあります。
文書のフォーマットやデータの整合性が重要視され、エクセルを使用した品質管理では、罫線や文字の色、フォントサイズといった規定を正確に適用することが求められます。
このようなチェック作業は、クライアントへの報告書や内部文書が品質基準に従っていることを保証し、組織全体の信頼性を高めるのに貢献します。
データ入力とデータクレンジング
データの正確性は、どの業界でも重要ですが、IT業界では特にその価値が高まります。
データ入力とデータクレンジングは、データベース内の情報が正確で最新であることを確保する作業です。
誤ったデータは分析の結果を歪め、誤ったビジネス決定を導く可能性があるため、この役割はプロジェクトの成果に大きく影響します。
技術的に不安でも大丈夫な仕事だがITプロジェクトで果たす重要な役割
ここまで、技術的に不安な方のために実は専門的な技術を極めていなくても大丈夫な仕事を紹介してきた。
実際に簡単と思うIT業界の仕事は存在するが、その仕事はプロジェクトの成果と効率性に大きな影響を及ぼすこともあり、もしあなたがその仕事をするようになった時には「責任をもって」取り組んでいただきたい。
エクセルでの罫線や文字設定のチェックの仕事でも、見た目の品質を保つだけでなく、データの誤解釈を防ぎ、最新で正確なコンテンツを維持することで、プロジェクトの進行において信頼性と透明性を確保するために不可欠です。
責任をもって仕事をすることで、あなた自身の成長にもつながるはずです。
IT業界の技術的に難しくない仕事に就くメリットとデメリット
ここからは、IT業界の技術的に難しくない仕事に就くメリットとデメリットを紹介していきます。
こんな仕事に就いた方がいい人や逆にお勧めできないような場合もあるのでチェックしてみてください。
技術的に難しくない仕事に就くメリット
1.技術スキルが初心者レベルからでも始めやすい
一番に上がるのが技術スキルが初心者レベルからでも始めやすいということ。
基本的なパソコンスキルで始められる仕事が多いため、専門的な事前知識がなくても業界へ飛び込むことができます。
特に、とにかくすぐに転職したいという方にとっては良い手段の一つとなります。
2.経験を積むことでキャリアアップへの道が開ける
エンジニアになりたいけど、技術や経験があまりない時期はなかなか開発案件などにに巡りつくことができない場合が多いです。
私も、エンジニアとしてSES企業に同じ時期に入社した未経験の同期は半年以上、プログラミングの仕事が見つかりませんでした。
ですが、その時に社内業務をまじめにこなしていたことで今では良い仕事を割り振ってもらえるようになりました。
3.IT業界のトレンドと技術を学ぶ機会が豊富
日々の業務を通じて最新のIT技術や市場の動向に触れることができ、業界知識が自然と深まります。
特に、IT業界は普段使わないような言葉や知識が多くあります。
エクセルなどで作成する設計書やサーバーの管理を実践の中で学んでいくことでその後の業務や資格の取得の際に役に立つことがあります。
技術的に難しくない仕事に就くデメリット
1.専門技術が付きにくい
技術的に難しくない仕事では、専門技術を実践的に身に着けることが難しいので、いざ専門分野の仕事をしようとなった時に難易度が高く感じられるかもしれません。
2.仕事の単調さにあきる
特に、毎日ルーティン作業の場合、同じことの繰り返しで飽きてしまうことがあるかもしれません。
仕事が単調に感じられることがあり、技術的な挑戦が少ないため、職務上の成長が頭打ちになるリスクもあります。
3.競争力の低下と置換リスク
基本的なスキルだけで運営される仕事は、自動化やアウトソーシングによって置換されやすいため、長期的な職業安定性が低下する恐れがります。
誰でもできる仕事であるので他の人に仕事を取られてしまうかも…
未経験からIT業界の技術的に難しくない企業に入りたい方にオススメなのはSIerです!
では、このようなこのような未経験からIT業界の技術的に難しくない仕事に就きたい場合はどうしたらよいでしょうか?
実は、このような仕事はどこの企業にでもあります。
そもそも、未経験から入社してきた人にいきなり難しい仕事を頼むのはほとんどまれなことであり、まずは技術的に難しくない仕事から徐々に慣れていってもらうというのがほとんどです。
paizaやprogateで簡単なプログラミングを学んだり、ITパスポートやJavaシルバーといった比較的簡単な資格を取得したりしてIT業界の仕事に興味があるアピールができる活動をしましょう。
IT業界は(IT業界だけではないが)人材不足でもあるために、未経験でも入りやすい企業があります。
特に、冒頭でも紹介したツイートにもある通りSIerと呼ばれる企業では、未経験の人材を0から研修制度などで育てていく方針の企業もあるのでそういった企業がおすすめです。
まとめ
未経験からIT業界に入りたい方にオススメなのはSIerです!
- 技術的に不安でも難しくない仕事が存在する
- 技術的に不安でも大丈夫な仕事だがITプロジェクトで果たす重要な役割がある
- 技術スキルが初心者レベルからでも始めやすいなどのメリットがある
- 簡単な仕事だけだと専門技術が付きにくいデメリットもある
- SIerには、未経験の人材を0から研修制度などで育てていく方針の企業が多いのでおすすめ
未経験から入社してきた人にいきなり難しい仕事を頼むのはほとんどまれなことであり、まずは技術的に難しくない仕事から徐々に慣れていってもらうというのがほとんどです。
まずは、転職サイトなどを利用してIT業界への一歩めを踏み出してみましょう。